07/11/2025
3月7日(土)15:00開演
子どものためのコンサート
野平一郎 ピアノ・リサイタル ~記憶と現在~ 音の旅
野平氏が20年間務めたAOI芸術監督としての最後のコンサートは、AOIが長年大切にしてきた「未来を担う子どもたちへの音楽の贈り物」という理念を象徴するプログラムです。
西洋音楽史に名を刻むシューマン、ドビュッシーから、日本を代表する作曲家・武満徹、西村朗、初代芸術監督 間宮芳生、そして野平芸術監督自身が15歳の頃に作曲した作品まで、世代と時代を越えて、新鮮なピアノの響きをお届けします🎹
さらに、AOIの委嘱により書き下ろされた 新曲の世界初演 にもご注目ください📝
過去の記憶と未来への希望を感じられる、大人も子どもも楽しめる特別な音の旅。
AOIでの30年間の歩みを振り返りながら、新しい世代へと音楽をつなぐ架け橋となるコンサートです。
公演詳細はこちら➤
https://www3.aoi.shizuoka-city.or.jp/concert/detail.php?y_yoyaku_day_uid=22244
来年の3月7日@静岡音楽館AOIホール 「音の旅〜記憶と現在」という静岡音楽館の芸術監督最後のコンサートを行うこととしました。30年間働いた静岡への特別なコンサート。15歳の高校1年の時に作ってはじめて二重線を引いたピアノ作品と、72歳で作った最近作の間に、色々な作品を散りばめてみました。その60年弱の間に作った子供のためのピアノ曲を始め、シューマンとドビュッシー、その昔初演した細川さんの曲と、youtubeに上がっている西村さんの曲、静岡でよく子供たちの前で弾いていた武満の作品などがプログラムに。「記憶と現在」は大岡信の最初の詩集のタイトルだが、尊敬する大岡さんには芸大や静岡音楽館の企画委員としてお世話になった。フランスに留学した時入学試験に声楽曲を1曲提出しなければならず、この詩集から選んだ。詩を仏訳して提出したら、審査員に「こりゃエリュアールだ」と言われ、シュルレアリスムを知るきっかけとなった。
15歳の時の「バラード」は、別名「序奏とアレグロ」でドビュッシー=ラヴェル=初期のシェーンベルクなどがモデル。一体72歳まで進歩したのかどうか怪しいものだ...
子供のためのコンサートは、静岡では最初「子供のための音楽ひろば」の中でおこなっていたものを、「どこでもAOI」として市内の小中学校で15年以上展開してきた。今回はそれを「拡大・増殖」したもの。