12/06/2026
来年から、アメリカの最新品種「Vera」の苗を取り扱い予定です🍺
以下、Veraの情報です
【最新パブリックホップ品種:Vera(ヴェラ)】
◆ 歴史的背景と注目度
・2025年のGABF(グレート・アメリカン・ビア・フェスティバル)において、特定の単一品種としては極めて異例となる「Veraを使用したビールだけの独立した特別コンテスト部門」が新設。
・近年市場を席巻している特定の巨大企業が権利を持つ「特許(プライベート)品種」とは異なり、誰でも自由に栽培・増殖ができる「パブリック(公共)品種」として米国農務省(USDA-ARS)等のプログラムにより10年以上の歳月をかけて開発。2023年に同様の単独部門が作られた「Vista」に続く、パブリックホップの最新エリート系統。
・名前は、米国農務省の先駆的な女性科学者であり真菌疾患の専門家であったヴェラ・キャサリン・チャールズにちなんで命名。
◆ アロマ・フレーバー特性
・アルファ酸は3.5%〜5.5%と低め。
・完熟マンゴーやパイナップルなどのトロピカルフルーツ、白桃やアプリコットなどのストーンフルーツ、そしてオレンジやピンクグレープフルーツのような明るいシトラスのアロマが特徴。
・ネギやニンニク、大麻のような重い泥臭さ(ダンク感)は極めて控えめ。
・米国ブルワーからは「フルーツキャンディやゼブラストライプ・ガムのような明るくパンチのある甘い芳香」「奥の方にわずかなスパイス感やフローラルさがありバランスが良い」と評される。
・Hazy系よりも、ドライでクリスプなクリアなビール(ウエストコーストIPAやモダンピルスナーなど)において、ワールプールやドライホップで使用した際に最もその明るい個性が映えるとされている。
◆ 血統(ペディグリー)
・2011年にワシントン州立大学(WSU)で交配。
・母親(種子親):Brewers Gold(カナダ・マニトバ州の野生ホップをルーツに持つ伝統品種)
・父親(花粉親):USDA 64103M(北米ネイティブの野生ホップ種を親に持つ、うどんこ病耐性のオス系統)
◆ 農学的特性・栽培データ
・【耐病性】主要な「うどんこ病(Powdery Mildew)」に対して遺伝子レベルで非常に強力な耐性を持つ。また、ベト病(Downy Mildew)や過酷な夏の乾燥・水不足のストレスに対しても優れた耐性・タフさを示す。
・【収穫量】定植1年目の収穫量は非常に低いが、株が定植される2年目以降は劇的に向上の。米国の王道品種「カスケード(Cascade)」の最盛期と同等(1エーカーあたり1,500〜2,700ポンド)の収量に達する。
・【化学成分目安】ベータ酸 3.5%〜5.5%(アルファ酸との比率がほぼ1:1で香りが長持ちしやすい)、コフムロン比率 42%〜46%、全精油量 1.0〜1.4 ml / 100g(ミルセン 40%〜50%、フムレン 12%〜18%、カリオフィレン 6%〜10%)。
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