03/11/2025
2025年11月3日(月・祝)
第10回 OMACHIロゲイニング
ご参加ありがとうございました。
今年のテーマは「大町における大黒天信仰」
塩の道を走ったときに大町には大黒天が多いなぁと思っていて、初めてOMACHIロゲイニングのプランナーをつとめるにあたり「テーマをどうする?」と考えたとき、最初に思いついたのが「大黒天」でした。
地図のサイズはこれまで通り「B4、1/20,000」と決めていたので、その範囲にいくつの大黒天があるか・・
紅葉の名所「霊松寺」はこれまで9回、すべてコントロールにしていると聞いていたのでやはり入れたい。
そうして出来上がったのが今回の地図です。
全コントロールの32か所を大黒天にはできませんでしたが、「こんなに大黒天があるんだ!」と思っていただけたのではないでしょうか。
で肝心の「なんで大町には大黒天が多いの??」ですが、いろいろ調べてもよくわからず、チャットGPTに尋ねたところ仮設をたててくれました(笑)
***
■商売・繁栄祈願との結びつき
街道や宿場町として交通があったこと、交易・産業で繁栄を願う必要があったことが、大黒天のような「福徳」「豊穣」「商売繁盛」を願う神の信仰を定着させた背景であろうと思われます。
■旅人の安全・道の分岐点での道案内
追分という分岐点にあるため、「道に迷わぬよう」「分岐点で安全を祈る」ことを意図し、大黒天を目印とした可能性があります。(コントロール61の大黒天がそれにあたります=千国街道(塩の道)と峰街道(善光寺街道)の分去れ)
■神仏習合の影響が強い地域
仁科氏の神仏習合の信仰文化を基に、大黒天のような仏教由来の神が「庶民の守り神」として生活の中に入り込みやすかったと考えられます。
***
明確な理由はわからなくても、人々の生活の中に「普通に」大黒天がいるんだろうなぁと調査をしていて感じました。
みなさんもお気に入りの大黒天を見つけていただけていたら嬉しいです。
ちなみにプランナーの推しコントロールは73「西宮神社の大黒天」
こんなこところに!というのと、かわいいサイズがお気に入りです。
ただ今年「とっておき」を使ってしまったので、来年は悩むことになりそう😅
また楽しみながら大町の面白いところを探します!!
来年も「晴れ」のOMACHIロゲイニングでお会いしましょう~
======
プランナー・運営事務局
株式会社未来図 山本 妙子