生粋のニューヨーカーであるヴェラ・ウォンは、ファッション界を取り巻く女性たちを熟知している。23歳にして、米『ヴォーグ』誌史上最年少のファッションエディター兼スタイリストに就任。その後、ラルフ・ローレンのデザインディレクターに就くまでの16年間をヴォーグで過ごす。1990年、自身初の旗艦店(サロン、ブティック)をマンハッタンでも人気のマディソン・アヴェニューにオープン。革新的なデザインと上品なディテール使いで、ブライダル業界に新風を吹き込んだ。以後、彼女のコレクションはプレタポルテに止まらず、フットウェア、アイウェア、香水、フラワー、チャイナウェア(陶磁器)、クリスタルウェア、シルバーウェア、ギフト、寝具、高級紙(高級ステーショナリー)、スーツケースコレクションに拡大。また、元エディターであるヴェラ自身が結婚にまつわるエピソードをまとめた処女作『ヴェラ・ウォン・オン・ウェディング(Vera
Wang On Wedding )』*は2001年に出版されている。
2005年、ヴェラはCFDA(米ファッション協議会)より「ウィメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤー」を授与される。2007年にはより多くの(アメリカの)女性たちにモダンな感性を楽しんでもらおうと、米の有名百貨店「コールズ社(Kohl’s)」 とタッグを組み「シンプリー・ヴェラ・ヴェラ・ウォン(Simply Vera Vera Wang)」ラインを発表(アメリカ国内のみ販売)。この新たな試みは彼女を一人のデザイナーから、スタイルオーソリティーへと押し上げた。そして2011年春、米のブライダル大手「デイヴィッズ ブライダル(David’s Bridal)」とコラボレートし「ホワイト・バイ・ヴェラ・ウォン(WHITE by Vera Wang)」を発表。世界中で高く評価されるヴェラ・ウォンの美学を新たな客層にアピールするべく、待望のウエディングドレスのコレクションが誕生した。同年冬には「ゼールコーポレーション(Zale Corporation)」と提携し、「ヴェラ・ウォン・ラブ(Vera Wang LOVE)」を発表。ブライダルファッションの第一線でデザインし続けるヴェラのパッションが生み出した「Vera Wang LOVE」は、ダイヤモンド(中心)のジュエリーコレクションで、ラインナップにはエンゲージリングや結婚指輪、ソリテールジュエリーが揃う(アメリカ、カナダ、プエルトリコのZaleショップのみで限定展開)。また、米小売業「メンズ・ウエアハウス(Men's Wearhouse)」からはレンタル用のタキシードコレクション「ブラック・バイ・ヴェラ・ウォン(BLACK by Vera Wang)」が限定で登場予定。展開は2012年春を予定している。
ヴェラ・ウォンがブランドを設立して以来、2015年で25周年を迎える。