13/05/2025
【大変申し訳ありません、資料室での写真撮影はOKでしたが、二次利用については別の申請が必要でした。依って先日掲載した写真は非公開といたします。もし個人的に保存なさった方がありましたら、申し訳ありませんが処分していただけますようお願い申し上げます(まつだ・5/15記)。】
東京・荻窪の「オルガニスト 木岡英三郎 梅子 記念資料室」を訪問しました。
木岡英三郎とは
南葵音楽文庫2019年11月8日の林淑姫先生による「木岡英三郎」ミニレクチャー資料参照
https://www.lib.wakayama-c.ed.jp/nanki/event/minilec/pdf/2019_11_08minilecNo97.pdf
未だ整理が終わっていないそうですが、
膨大な量の外国の音楽理論書、オルガン関係の本、聖書関連、讃美歌関連、外国の音楽雑誌、そしてもちろん日本語の貴重な書物。
またご自身でスクラップなさった山のような演奏記録(ちらし)、ポスター、そして写真。
この資料室はそれらを利用して、日本における教会音楽史、パイプオルガン流入史、オルガン演奏史を中心に、
いろんな角度から研究できるところです。
戦時中の「敵国の宗教」の信仰についても、隠された新事実を知ることができました。
また、南葵楽堂の主任オルガニストでもあったので、頼貞との深い関係を物語る、興味ある史料がたくさんでした。
南葵楽堂関係として、
楽堂のパイプオルガンの前に立つ木岡の写真、
オルガンや楽堂の美しい写真、
ベートーヴェン100年忌記念会他の公演記録、
頼貞からの直筆の書簡など、見ることができます。
頼貞のサイン入り「薈庭楽話」も本棚に並んでおりました。
(残念ながら私家版ではありませんでしたが。)
パイプ100本のオランダ製FA.L.VERSCHUERENという練習用のオルガンもあり、
その他リードオルガンやベーゼンドルファーのピアノ、
昔はチェンバロもあったそうですが売ってしまったとか。。。(どんなものだったのでしょう!)
たくさんの資料に囲まれて小さなコンサートや練習、
会議などにも使えます。
みなさまも一度訪れてみてください。
https://eizaburo884.wixsite.com/my-site
日本オルガン研究会による報告の動画が6/1から配信されますので、
そちらをご覧になると様子がよくわかると思います(有料)。
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【2025年3月例会 動画配信のご案内】
3月例会は多くの皆さまにご参加いただき、3月22日に無事終了いたしました。
動画の視聴をご希望の方は、申込方法をご覧の上、メールまたはフォームでお申し込みください。
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日本オルガン研究会 2025年3月例会 (終了)
「木岡英三郎(1895-1982) 現存資料の整理・進捗報告」
【場所】オルガニスト木岡英三郎・梅子記念資料室
【講演】千田 寧子(聖パウロ国際ルーテル教会オルガニスト・玉川大学芸術学部音楽学科非常勤講師・東京藝術大学教育研究助手)
【申込期間】2025年5月31日締切
【配信期間】2025年6月1日〜7月31日
【申込方法】メールまたはフォーム
【配信料】会員¥1,000 学生会員 無料 一般¥2,000 一般学生¥1,000 *申込と同時にチラシ記載の口座に配信手数料をお振り込みください
●お問い合わせ:日本オルガン研究会事務局 [email protected]
詳しくはチラシをご覧ください (まつだ)